初期設定 : root ユーザーを有効にする2023/04/21 |
Ubuntu のデフォルト設定では root ユーザーはパスワードが設定されていないため利用不可となっています。
基本は管理者として設定したユーザーで [sudo] コマンドを利用して root 特権を行使するべきですが、何らかの理由で
root ユーザーを利用したい場合は以下のようにして有効化することができます。
|
|
[1] | Ubuntu サーバー インストール過程で追加したユーザーのように、Sudo による全管理者権限が与えられたユーザーであれば、 Sudo のオプション指定で root 権限のシェルを取得可能です。 |
ubuntu@localhost:~$ sudo -s [sudo] password for ubuntu: # 自身のパスワード root@localhost:/home/ubuntu# # スイッチ完了 |
[2] | または root ユーザーにパスワードを設定することで、従来の [su] コマンドによる遷移が可能となります。 |
ubuntu@localhost:~$ [sudo] password for ubuntu: # 自身のパスワード New password: # root パスワード設定 Retype new password: # 確認再入力 passwd: password updated successfullyubuntu@localhost:~$ su - Password: # root パスワード入力 root@localhost:~# # スイッチ完了 |
※ |
当サイトの例では、以後、root ユーザーからのコマンド入力での表示をします。
一般ユーザーから Sudo で管理者権限を使用している場合はコマンドの頭に [sudo] をつけて読み替えてください。
上記いずれかの方法で root ユーザーのシェル取得による遷移行動を許可する場合は、実行可能ユーザーを限定しておいた方がよいでしょう。
Sudo の場合は禁止コマンドとしてシェルを登録しておけば [-s] オプション指定での root シェル取得による遷移行動は不可能となります。
Sudo の設定方法はこちらを参照ください。
|
[3] | [su] コマンドの実行を制限する場合は、以下のように設定します。 |
root@localhost:~#
vi /etc/pam.d/su # 15行目 : コメント解除し [su] を許可するグループ名追記
auth required pam_wheel.so group=adm
# [su] を許可するユーザーを設定したグループに追加 root@localhost:~# usermod -aG adm ubuntu |
Sponsored Link |
|