Ubuntu 18.04
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NFSサーバーの設定2018/05/10

 
任意のディレクトリを各サーバー間で共有できるようにするために NFSサーバーを構築します。
当例では以下のような環境を前提に設定します。
+----------------------+          |          +----------------------+
| [    NFS Server    ] |10.0.0.30 | 10.0.0.31| [    NFS Client    ] |
|     dlp.srv.world    +----------+----------+    client.srv.world  |
|                      |                     |                      |
+----------------------+                     +----------------------+

[1] NFSサーバーの設定です。
root@dlp:~#
apt -y install nfs-kernel-server
root@dlp:~#
vi /etc/idmapd.conf
# 6行目:コメント解除して自ドメイン名に変更

Domain =
srv.world
root@dlp:~#
vi /etc/exports
# 最終行にマウント設定を記述

/home 10.0.0.0/24(rw,no_root_squash)
root@dlp:~#
systemctl restart nfs-server
exports の主なオプションです。
オプション 説明
rw 読み込みと書き込みの両方を許可する
ro 読み込みを許可する
sync 同期書き込みを有効にする (デフォルト)
async 非同期書き込みを有効にする
secure 1024番ポートより小さいポートからのリクエストのみ受け付ける (デフォルト)
insecure 1024番ポート以降のポートからのリクエストも受け付ける
wdelay 別の書き込み要求が実行中/発生予定の場合、書き込みを遅らせる (デフォルト)
no_wdelay wdelay を無効にする。async と合わせて設定する
subtree_check サブツリーのチェックを行う。(デフォルト)
一般的な指針として、多くは読み込みのみでファイル名の変更があまり行われないようなディレクトリをエクスポートする場合は、 サブツリーチェック有効の方がよいとされる。
no_subtree_check サブツリーのチェックを無効にする。
一般的な指針として、ホームディレクトリのような細かなファイルが多く、変更も多いディレクトリをエクスポートする場合は、 サブツリーのチェックを無効にした方がよいとされる。
root_squash root UID/GID を anonymous UID/GID にマッピングする
no_root_squash root を anonymous UID/GID にマッピングしない
all_squash 全 UID/GID を anonymous UID/GID にマッピングする
no_all_squash 全 UID/GID を anonymous UID/GID にマッピングしない (デフォルト)
anonuid=UID 指定の UID を anonymous UID にマッピングする
anongid=GID 指定の GID を anonymous GID にマッピングする

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