仮想マシン作成#12016/12/08 |
ゲストOSをインストールして仮想マシンを作成します。ここではホストOSと同じ Fedora 25 をインストールします。
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[1] | ここではネットワーク経由のテキストモードでインストールします。
直接コンソールからでも、リモートから Putty 等のエミュレータ経由からでも実行できます。 また、デフォルトでは仮想マシンのイメージの保管場所(ストレージプール)は /var/lib/libvirt/images となっていますが、 ここでは別の場所に新たにストレージプールを作成して進めます。 |
# ストレージプール ディレクトリ作成 [root@dlp ~]# mkdir -p /var/kvm/images [root@dlp ~]# virt-install \
Starting install...
--name fedora25 \
--ram 4096 \ --disk path=/var/kvm/images/fedora25.img,size=30 \ --vcpus 2 \ --os-type linux \ --os-variant fedora24 \ --network bridge=br0 \ --graphics none \ --console pty,target_type=serial \ --location 'http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/releases/25/Server/x86_64/os/' \ --extra-args 'console=ttyS0,115200n8 serial' # インストールが開始される
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上で指定しているオプションの意味です。他にもいろいろあるので「man virt-install」で確認してみてください。
--name
仮想マシンの名前を指定
--ram
仮想マシンのメモリ容量を指定。単位は M
--disk path=xxx ,size=xxx
「path=」で仮想マシンのディスクの保管場所を指定 ( デフォルトは /var/lib/libvirt/images 配下 )
--vcpus「size=」で仮想マシンのディスク容量を指定。単位は G
仮想マシンの仮想CPU数を指定
--os-type
ゲストOSのOSタイプを指定
--os-variant
ゲストOSの種類を指定
--network# osinfo-query os で指定可能な種類を確認可能
仮想マシンのネットワークタイプを指定。
ここではゲストOSにブリッジ接続させたいため、「--network bridge=br0」とした。
br0 はインストールの項の[2]で設定したブリッジインターフェースを指定している。
物理マシンがNICを複数枚もっていて、且つブリッジインターフェースを複数設定しており、仮想マシンからも同様に複数の
ネットワークインターフェースを使いたい場合は、改行して複数指定する。
--graphics
グラフィクスを指定。「none」指定でグラフィックスは使わない
--console
コンソールタイプを指定
--location
インストール元を指定
--extra-args
インストール時にカーネルに渡すパラメータを指定
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[2] | インストーラー起動後はテキストモードでインストール作業を進めます。テキストモードも基本は GUI と同様ですのでインストール過程は割愛します。 インストールが完了すると、通常通り一旦再起動がかかり、以下のようにターミナル上にゲスト OS のログインプロンプトが表示されます。 |
Fedora 25 (Server Edition) Kernel 4.8.6-300.fc25.x86_64 on an x86_64 (ttyS0) Admin Console: https://127.0.0.1:9090/ or https://[fe80::5054:ff:feb7:b441]:9090/ localhost login: |
[3] | ゲスト OS 側からホスト OS 側へのコンソールの切り替えは Ctrl + ] キーです。 ホスト OS 側からゲスト OS 側へのコンソールの切り替えは 「virsh console (ゲストの名前)」とコマンドを入力します。 |
[root@localhost ~]#
[root@dlp ~]# # Ctrl + ] キーを押す [root@dlp ~]# # ホスト側のコンソールに切り替わった virsh console fedora25 # ゲストOS 'fedora25' のコンソールに切り替え Connected to domain fedora25
Escape character is ^]
[root@localhost ~]# # Enterキーを押す # ゲスト側のコンソールに切り替わった
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[4] | 作成した仮想マシンは容易に複製可能です。 |
[root@dlp ~]# virt-clone --original fedora25 --name template --file /var/kvm/images/template.img
Allocating 'template.img' | 30 GB 00:00:02
Clone 'template' created successfully.
[root@dlp ~]# ll /var/kvm/images/template.img # ディスクイメージ -rw-------. 1 root root 1529085952 Dec 9 10:16 /var/kvm/images/template.img [root@dlp ~]# ll /etc/libvirt/qemu/template.xml # 定義ファイル -rw-------. 1 root root 3145 Dec 9 10:16 /etc/libvirt/qemu/template.xml |
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