Fedora 23
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SSH 鍵認証2015/11/05

 
クライアント用に秘密鍵、サーバー用に公開鍵を作成し、鍵認証でログインできるようにします。
[1] 鍵ペアはユーザー各々で作成します。よって、鍵ペアを作成するユーザーでサーバー側にログインして作業します。
# 鍵ペア作成

[fedora@dlp ~]$
ssh-keygen -t ecdsa

Generating public/private ecdsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/fedora/.ssh/id_ecdsa):  
# 変更の必要がなければそのまま空 Enter

Created directory '/home/fedora/.ssh'.
Enter passphrase (empty for no passphrase):  
# パスフレーズ設定 (ノーパス設定にする場合は空 Enter)

Enter same passphrase again:
Your identification has been saved in /home/fedora/.ssh/id_ecdsa.
Your public key has been saved in /home/fedora/.ssh/id_ecdsa.pub.
The key fingerprint is:
SHA256:b4ZG1OZEtWEpxeAVLgRkTlK4tfysA5Y7hkYN14NZ2ZM fedora@localhost.localdomain
The key's randomart image is:

[fedora@dlp ~]$
mv ~/.ssh/id_ecdsa.pub ~/.ssh/authorized_keys

[fedora@dlp ~]$
chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys

[2] サーバー側で作成した秘密鍵をクライアント側にファイル転送すると、そのクライアントから対象サーバーに、鍵認証でログイン出来るようになります。
[fedora@www ~]$
mkdir ~/.ssh

[fedora@www ~]$
chmod 700 ~/.ssh
# サーバーで作成した秘密鍵を SCP で持ってくる

[fedora@www ~]$
scp fedora@10.0.0.30:/home/fedora/.ssh/id_ecdsa ~/.ssh/

fedora@10.0.0.30's password:
id_rsa
[fedora@www ~]$
ssh fedora@10.0.0.30

Enter passphrase for key '/home/fedora/.ssh/id_ecdsa':  
# 設定したパスフレーズ

Last login: Wed Dec 10 22:23:46 2014 from www.srv.world
[fedora@dlp ~]$  
# ログインできた

[3] なお、鍵認証にした場合、以下のように SSH サーバーへのパスワード認証を禁止すると、よりセキュアな環境とすることができます。
[root@dlp ~]#
vi /etc/ssh/sshd_config
# 79行目:パスワード認証不可に変更

PasswordAuthentication
no
[root@dlp ~]#
systemctl restart sshd

Windows クライアントからの SSH 鍵認証
 
Windows クライアントから鍵認証方式でログインする場合の設定です。Putty を例にします。 事前に こちらを参考に、秘密鍵を Windows クライアントに転送しておいてください。
[4] Puttyの本家サイト より「Puttygen.exe」 をダウンロードして 「Putty.exe」と同じフォルダに保管し、実行します。ここで「Load」ボタンをクリックします。
なお、2015年12月時点では、Putty は最新の開発版でのみ ECDSA をサポートしているため、最新の開発版セットをダウンロードしてください。
[5] 事前に SSH サーバーから転送しておいた秘密鍵を指定すると、パスフレーズを求められるので入力して応答します。(ノーパス設定の場合は不要です)
[6] パスフレーズでの応答が完了すると以下の画面になります。ここで「Save private key」をクリックして、任意のフォルダに任意の名前で保存します。 ここでは例として「private_key」という名前で 「Putty.exe」と同じフォルダに保存します。
[7] Putty 本体を起動し、左メニューの「Connection」-「SSH」-「Auth」で、作成した「private_key」ファイルを選択します。
[8] 左メニューの「Session」に戻り、接続するホストの名前または IP アドレスを入力して、接続します。
[9] 鍵を作成したユーザーでログインしようとすると、以下のようにパスフレーズを求められ、 設定したパスフレーズを入力するとログインできます。
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