Windows 2019
Sponsored Link

初期設定 : Ping 応答を許可する2019/02/03

 
Windows Server はデフォルトでは ICMP Echo Reply 応答しません。
これはすなわち、他のコンピューターから該当 Windowsサーバーへ Ping コマンドを発行した場合に、該当 Windowsサーバーに何ら問題なくとも Ping 応答が返ってこないことを意味します。
これは デフォルト設定で Windows ファイアウォールで受信はほぼブロックされていることに起因します。
内部ネットワークの内設置のファイアウォール機器等でのファイアウォール設定で、外部からの ICMP パケットを一切遮断している等の理由で、内部ネットワーク内での Ping 応答は問題ないため許可したいという要件が、もし、ある場合は、以下のようにして ICMP Echo Reply 許可設定をします。
CUI で作業する場合は以下のように設定します。
[1] PowerShell を管理者権限で起動して設定します。
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

# ICMPv4 許可
PS C:\Users\Administrator> New-NetFirewallRule `
-Name 'ICMPv4' `
-DisplayName 'ICMPv4' `
-Description 'Allow ICMPv4' `
-Profile Any `
-Direction Inbound `
-Action Allow `
-Protocol ICMPv4 `
-Program Any `
-LocalAddress Any `
-RemoteAddress Any 

# 確認
PS C:\Users\Administrator> Get-NetFirewallRule | Where-Object Name -Like 'ICMPv4' 

Name                  : ICMPv4
DisplayName           : ICMPv4
Description           : Allow ICMPv4
DisplayGroup          :
Group                 :
Enabled               : True
Profile               : Any
Platform              : {}
Direction             : Inbound
Action                : Allow
EdgeTraversalPolicy   : Block
LooseSourceMapping    : False
LocalOnlyMapping      : False
Owner                 :
PrimaryStatus         : OK
Status                : The rule was parsed successfully from the store. (65536)
EnforcementStatus     : NotApplicable
PolicyStoreSource     : PersistentStore
PolicyStoreSourceType : Local
初期設定 : Ping 応答を許可する (GUI)
 
GUI で作業する場合は以下のように設定します。
[2] [サーバーマネージャー] - [ツール] - [セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール] を開きます。
[3] 左ペインで [受信の規則] を選択し、右ペインで [新しい規則] をクリックします。
[4] [カスタム] を選択して次へ進みます。
[5] [すべてのプログラム] を選択して次へ進みます。
[6] プロトコルの種類一覧から [ICMPv4] を選択して次へ進みます。
[7] 特別な要件がない限りはデフォルトのまま次へで OK です。許可する IPアドレスを限定する場合は [これらの IP アドレス] を選択して設定ください。
[8] そのまま [次へ] で OK です。
[9] Ping 応答を受け付けるネットワークインターフェースの種類を選択します。自身の環境に応じて設定ください。
[10] 当許可設定に任意の名称を設定して完了です。
[11] 以上で他ホストからの Ping コマンドに応答するようになります。
関連コンテンツ