Windows 2016
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SQL Server 2017 : AlwaysOn 可用性グループを構成する #32018/01/21

 
SQL Server の高可用性機能 AlwaysOn 可用性グループ (AlwaysOn Availability Groups) を構成します。
当例では以下のような環境で、Windows Server Failover Clustering (WSFC) と AlwaysOn 可用性グループを組み合わせた構成で構築します。 (WSFC 無しでも構成可能です)
                                   |
+----------------------+           |           +----------------------+
|  [      AD DS     ]  |10.0.0.100 | 10.0.0.110|  [  iSCSI Target  ]  |
|     fd3s.srv.world   +-----------+-----------+   target.srv.world   |
|                      |           |           |                      |
+----------------------+           |           +----------------------+
                                   |
+----------------------+           |           +----------------------+
|  [SQL Server Node#1] |10.0.0.101 | 10.0.0.102|  [SQL Server Node#2] |
|    rx-8.srv.world    +-----------+-----------+    rx-9.srv.world    |
|                      |                       |                      |
+----------------------+                       +----------------------+

[1]
Windows Firewall 稼働中の場合は事前に ミラーリング エンドポイント の許可が必要です。既定は 5022/TCP です。
[2] 任意のコンピューターで SSMS を起動してプライマリーノードへ接続し、 [AlwaysOn 高可用性] - [可用性グループ] を右クリックし、[新しい可用性グループウィザード] を開きます。
[3] [次へ] をクリックして進みます。
[4] 任意の可用性グループ名を入力して設定します。
[5] 可用性グループの対象とするユーザーデータベースにチェックを入れて選択します。
[6] レプリカの追加画面です。[レプリカの追加] ボタンをクリックしてノードを追加します。
[7] セカンダリレプリカとする SQL Server を指定して [接続] ボタンをクリックします。追加したいノード分だけ繰り返して指定します。
[8] セカンダリレプリカ追加後、[自動フェールオーバー] をさせたいノードにチェックを入れます。
[9] データの同期設定です。当例では [完全] で進めます。[完全] を選択した場合、プライマリーノードでバックアップを取得した共有フォルダを合わせて指定します。
[10] 可用性グループ構成の検証結果が表示されます。 当例ではリスナーをまだ設定していないために以下のような警告が出ていますが、リスナーは後ほど設定するので特に問題ありません。
[11] 内容を確認して、全て問題なければ [完了] ボタンをクリックします。
[12] 設定完了しました。[閉じる] ボタンをクリックして終了します。
[13] 完了後は設定した可用性グループが表示されるようになります。
続けて AlwaysOn 可用性グループの設定 #4 (リスナーの設定) へ進みます。
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