Ubuntu 20.04
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NextCloud : LDAP 統合2020/10/12

 
NextCloud と LDAP サーバーを統合して、LDAP 登録ユーザーで NextCloud にログインできるように設定します。
[1]
[2] PHP から LDAP アクセスできるように NextCloud サーバー上で設定しておきます。
root@dlp:~#
apt -y install php-ldap
root@dlp:~#
systemctl restart php7.4-fpm

[3] NextCloud Web に管理者ユーザーでログインして、メニューから [アプリ] を開きます。
[4] 左ペインの [あなたのアプリ] を選択した状態で、右ペインで [LDAP user and group backend] を有効にします。
[5] 次に、[設定] を開き、左ペインで [LDAP/AD 統合] を選択します。
[6]
接続する LDAP サーバーの情報を入力します。
当例のように OpenLDAP on Ubuntu Server を利用する場合、最低限、入力が必要な情報は、サーバー名 と ベース DN のみです。
[ベース DN をテスト] ボタンをクリックして、[設定 OK] と表示されれば、接続 OK です。[続ける] ボタンをクリックして次へ進めます。
[ユーザー DN] と [パスワード] の項目は、通常、接続に使用する LDAP ユーザーを指定しますが、OpenLDAP on Ubuntu のデフォルト設定では、以下のように匿名バインドが有効になっているため、未入力で OK です。ただし、設定変更して匿名バインドを無効にしている場合は、接続用の LDAP ユーザーアカウントを LDAP サーバー側で用意する必要があります。
⇒ olcAccess: {0}to attrs=userPassword by self write by anonymous auth by * none
[7] [ユーザー] タブの設定です。 当例のように OpenLDAP on Ubuntu Server を利用する場合は、デフォルトのままで OK です。 [設定 OK] と表示されていることを確認して、[続ける] ボタンをクリックします。
[8] [ログイン属性] タブの設定です。 当例のように OpenLDAP on Ubuntu Server を利用する場合は、デフォルトのままで OK です。 [設定 OK] と表示されていることを確認して、[続ける] ボタンをクリックします。
[9] [グループ属性] タブの設定です。必要に応じて、検索するグループを制限可能です。 当例のように OpenLDAP on Ubuntu Server を利用する場合 且つ 特別な制限を設けない場合は、デフォルトのままでも OK です。 [設定 OK] と表示されていることを確認して、管理者アカウントでの設定を終了します。
[10] ログイン画面から、任意の LDAP 登録ユーザーでログインします。
[11] 設定に問題なければ、LDAP ユーザーで NextCloud にログインして利用できます。
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