SPICEサーバー2015/05/12 |
SPICE ( Simple Protocol for Independent Computing Environment ) で、仮想マシンにリモート接続できるようにします。
VNCのように接続先ホストが待ち受けるのではなく、KVMホスト側で仮想マシンへの接続を待ち受けるため、
接続先の仮想マシンのネットワークはつながっていなくとも、KVMホストさえネットワークにつながっていれば仮想マシンへリモート接続できます。
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[1] | KVMホスト側で既存の仮想マシンのxmlファイルを編集して SPICE 対応で起動します。 当サイトの仮想マシン作成例だとグラフィクスなしで作成しているため以下の変更のみで OK ですが、グラフィクスありで作成した場合は、xmlファイル中の、<graphics>~ と <video>~ のセクションは削除して以下の変更をしてください。 |
# 仮想マシン「ubuntu1504」の設定編集 root@dlp:~# virsh edit ubuntu1504 <domain type='kvm'> <name>ubuntu1504</name> <uuid>84b170c6-e14e-4d0f-b411-9a9b7c2895d6</uuid> <memory unit='KiB'>4194304</memory> <currentMemory unit='KiB'>4194304</currentMemory> <vcpu placement='static'>2</vcpu> . . . # 適当に下の方に以下を追記 # (passwd=*** は任意のパスワードを設定、slot=*** は他と重複しない数字を指定) <graphics type='spice' port='5900' autoport='no' listen='0.0.0.0' passwd='password'> <listen type='address' address='0.0.0.0'/> </graphics> <video> <model type='qxl' ram='65536' vram='32768' heads='1'/> <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x06' function='0x0'/> </video> <memballoon model='virtio'> <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x05' function='0x0'/> </memballoon> </devices> </domain> Domain ubuntu1504 XML configuration edited. # 仮想マシン起動 root@dlp:~# virsh start ubuntu1504 Domain ubuntu1504 started |
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以上で SPICE 対応での仮想マシン起動は完了です。SPICE クライアントからの接続は次項を参照ください。
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