ライブマイグレーション2011/07/20 |
仮想マシンのライブマイグレーションです。
あるKVMホスト上で稼動している仮想マシンを、稼動させたまま別ホストに移動できます。
システムメンテナンス等で片方のKVMホストを落としたい時に、その上で稼動している仮想マシンを別のKVMホストに移動させ、
仮想マシンをダウンさせることなくシステムメンテナンスができます。
よって、前提として、2台のKVMホスト + ストレージマシンと最低でも3台の物理マシンが必要になります。
ここでは以下のような環境でライブマイグレーションをしています。
(1) dlp.srv.world [10.0.0.30] KVMホスト#1 (2) dlp02.srv.world [10.0.0.40] KVMホスト#2 (3) sd01.srv.world [10.0.0.35] ストレージサーバー |
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[1] |
まずはストレージマシンとするホストにiSCSIターゲットを構築し、
両KVMホストをiSCSIイニシエータにして、両KVMホストで同じ場所にマウントします。
そこへ仮想マシンのイメージを格納しておきます。
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[2] | 以上の下準備ができたら、片方のKVMホストで仮想マシンを起動しておきます。 後は以下のようにコマンドを打ってもう片方のKVMホストに仮想マシンをライブマイグレーションできます。 ちなみに、以下のようにマイグレート先のKVMホストをIPアドレスで指定したとしても、 名前解決ができないとマイグレーションは何故か失敗してしまいますので、お互いのKVMホストで名前解決ができるようにしておいてください。 |
[root@dlp ~]# virsh list Id Name State ---------------------------------- 1 www running
[root@dlp ~]#
[root@dlp ~]# virsh migrate --live www qemu+ssh://10.0.0.40/system root@10.0.0.40's password: # 接続先のrootパスワード virsh list Id Name State ---------------------------------- ##### マイグレーション先のKVMホスト上 ##### [root@dlp02 ~]# virsh list Id Name State ---------------------------------- 2 www running # 仮想マシンがこちらへ来ています # 元に戻す場合は元KVMホストのホスト名またはIPアドレスを指定し同じようにコマンドを打ちます [root@dlp02 ~]# virsh migrate --live www qemu+ssh://10.0.0.30/system root@10.0.0.30's password: [root@dlp02 ~]# virsh list Id Name State ---------------------------------- |
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