仮想マシン作成#12015/11/28 |
ゲストOSをインストールして仮想マシンを作成します。ここではホストOSと同じ SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4 をインストールします。
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[1] | ここでは取得した SLES の iso イメージを /tmp 配下に配置して、テキストモードでインストールします。
直接コンソールからでも、リモートから Putty 等のエミュレータ経由からでも実行できます。 また、デフォルトでは仮想マシンのイメージの保管場所(ストレージプール)は /var/lib/libvirt/images となっていますが、 ここでは別の場所に新たにストレージプールを作成して進めます。 |
# ストレージプール ディレクトリ作成 dlp:~ # mkdir -p /var/kvm/images dlp:~ # virt-install \
Starting install...
--name sles11 \
--ram 4096 \ --disk path=/var/kvm/images/sles11.img,size=30 \ --vcpus 2 \ --os-type linux \ --os-variant sles11 \ --network bridge=br0 \ --graphics none \ --console pty,target_type=serial \ --location /tmp/SLES-11-SP4-DVD-x86_64-GM-DVD1.iso \ --extra-args 'console=ttyS0,115200n8 serial' # インストールが開始される
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上で指定しているオプションの意味です。他にもいろいろあるので「man virt-install」で確認してみてください。
--name
仮想マシンの名前を指定
--ram
仮想マシンのメモリ容量を指定。単位は M
--disk path=xxx ,size=xxx
「path=」で仮想マシンのディスクの保管場所を指定 ( デフォルトは /var/lib/libvirt/images 配下 )
--vcpus「size=」で仮想マシンのディスク容量を指定。単位は G
仮想マシンの仮想CPU数を指定
--os-type
ゲストOSのOSタイプを指定
--os-variant
ゲストOSの種類を指定
--network# virt-install --os-variant list で指定可能な種類を確認可能
仮想マシンのネットワークタイプを指定。
ここではゲストOSにブリッジ接続させたいため、「--network bridge=br0」とした。
br0 はインストールの項の[2]で設定したブリッジインターフェースを指定している。
物理マシンがNICを複数枚もっていて、且つブリッジインターフェースを複数設定しており、仮想マシンからも同様に複数の
ネットワークインターフェースを使いたい場合は、改行して複数指定する。
--graphics
グラフィクスを指定。「none」指定でグラフィックスは使わない
--console
コンソールタイプを指定
--location
インストール元を指定
--extra-args
インストール時にカーネルに渡すパラメータを指定
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[2] | インストーラー起動後はテキストモードでインストール作業を進めます。テキストモードも基本は GUI と同様ですのでインストール過程は割愛します。 インストールが完了すると、通常通り一旦再起動がかかり、以下のようにターミナル上にゲスト OS のログインプロンプトが表示されます。 |
Welcome to SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4 (x86_64) - Kernel 3.0.101-63-default (console). linux-paje login: |
[3] | ゲスト OS 側からホスト OS 側へのコンソールの切り替えは Ctrl + ] キーです。 ホスト OS 側からゲスト OS 側へのコンソールの切り替えは 「virsh console (ゲストの名前)」とコマンドを入力します。 |
linux-paje:~ #
dlp:~ # # Ctrl + ] キーを押す dlp:~ # # ホスト側のコンソールに切り替わった virsh console sles11 # ゲストOS 'sles11' のコンソールに切り替え Connected to domain sles11
Escape character is ^]
linux-paje:~ # # Enterキーを押す # ゲスト側のコンソールに切り替わった
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[4] | 作成した仮想マシンは容易に複製可能です。 |
dlp:~ # virt-clone --original sles11 --name template --file /var/kvm/images/template.img
Allocating 'template.img' | 30 GB 00:00:02
Clone 'template' created successfully.
# ディスクイメージ dlp:~ # ll /var/kvm/images/template.img -rwxr-xr-x 1 root root 32212254720 Nov 29 22:48 /var/kvm/images/template.img # 定義ファイル dlp:~ # ll /etc/libvirt/qemu/template.xml -rw------- 1 root root 2138 Nov 29 22:45 /etc/libvirt/qemu/template.xml |
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