Fedora 37
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初期設定 : ファイアウォール2022/11/16

 
ファイアウォールと SELinux の設定についてです。
[1] ファイアウォールサービスの現在の状態は以下のようにして確認できます。(デフォルトは有効)
[root@localhost ~]#
systemctl status firewalld

*  firewalld.service - firewalld - dynamic firewall daemon
     Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/firewalld.service; enabled; preset>
     Active: active (running) since Wed 2022-11-16 14:47:36 JST; 3min 2s ago
       Docs: man:firewalld(1)
   Main PID: 774 (firewalld)
      Tasks: 2 (limit: 4646)
     Memory: 43.4M
        CPU: 237ms
     CGroup: /system.slice/firewalld.service
.....
.....

# Active: active (running) *** の状態は稼働中

[2]
ファイアウォールサービスを利用する場合、デフォルトではインバウンド通信はほぼ許可されていないため、 サーバーに設定/公開するサービス/アプリケーションに応じて、許可の設定が必要になります。
ファイアウォールサービスの基本的な操作/設定方法はこちらを参照ください (CentOS Stream 9)
なお、当サイトの Fedora 37 設定例は、全て、ファイアウォールサービス稼働中の環境を前提としていますので、各ページには必要に応じて許可設定を記載しています。
[3] もし、自身のネットワーク内で、設定対象とするサーバーの上位にファイアウォール機器が設置されており、 サーバー側ではファイアウォールサービスは必要ないといった場合は、以下のようにして停止可能です。
# サービス停止

[root@localhost ~]#
systemctl stop firewalld

# 自動起動設定を無効にする

[root@localhost ~]#
systemctl disable firewalld

Removed /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/firewalld.service.
Removed /etc/systemd/system/dbus-org.fedoraproject.FirewallD1.service.
初期設定 : SELinux
[4] SELinux (Security-Enhanced Linux) の現在の状態は以下のようにして確認できます。(デフォルトは有効)
[root@localhost ~]#
getenforce

Enforcing     # SELinux は有効な状態
[5]
SELinux を利用する場合、通常の Linux アクセス権の設定は問題なくとも、SELinux のアクセス制御によってアクセスが拒否され、サービス/アプリケーションが期待通りの動作をしないといった場合が発生します。 そのため、サーバーに設定/公開するサービス/アプリケーションによっては、SELinux ポリシーに対して、手動でのアクセス許可の設定が必要になる場合があります。
SELinux の基本的な操作/設定方法はこちらを参照ください (CentOS Stream 9)
なお、当サイトの Fedora 37 設定例は、全て、[SELinux = Enforcing] の環境を前提としていますので、各ページには必要に応じて許可設定を記載しています。
[6] もし、設定対象とするサーバーが安全な社内のみの利用である等の理由で SELinux を無効にしたいといった場合は、以下のように設定して無効化できます。
# SELinux を無効にする

[root@localhost ~]#
grubby --update-kernel ALL --args selinux=0
# 再起動して変更を有効にする

[root@localhost ~]#
# SELinux 有効に戻す場合は以下 (変更後は要再起動)

[root@localhost ~]#
grubby --update-kernel ALL --remove-args selinux

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