OpenSSH : パスワード認証2020/05/01 |
SSH サーバーを構成し、リモートコンピューターからサーバーに接続して操作できるようにします。
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[1] | SSH サーバーは Fedora 最小構成インストールでも、デフォルトで OpenSSH がインストールされます。またデフォルトで自動起動設定になっているため、パスワード認証方式でのログインは可能となっています。 |
[root@dlp ~]# systemctl status sshd * sshd.service - OpenSSH server daemon Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/sshd.service; enabled; vendor pres> Active: active (running) since Thu 2020-04-30 23:37:36 EDT; 8min ago Docs: man:sshd(8) man:sshd_config(5) Main PID: 807 (sshd) Tasks: 1 (limit: 4665) Memory: 2.5M CPU: 14ms CGroup: /system.slice/sshd.service +- 807 /usr/sbin/sshd -D -oCiphers=aes256-gcm@openssh.com,chacha20-> |
[2] | Firewalld を有効にしている場合は、SSH サービスの許可が必要です。SSH は [22/TCP] を使用します。(通常はデフォルトで許可済み) |
[root@dlp ~]# firewall-cmd --add-service=ssh --permanent success [root@dlp ~]# firewall-cmd --reload success |
SSH クライアントの設定 : Fedora
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SSH クライアントの設定です。Fedora を例にします。
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[3] | SSH クライアントをインストールします。 |
[root@client ~]# dnf -y install openssh-clients
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[4] | 任意の一般ユーザーで SSH サーバーに接続します。 |
# ssh [ログインユーザー@ホスト名 または IP アドレス] [root@client ~]# ssh fedora@dlp.srv.world The authenticity of host 'dlp.srv.world (10.0.0.30)' can't be established. ECDSA key fingerprint is SHA256:WMCgZZSX9WHA+CCaEM3LqQezWKMsSq+AmsvdFzHWdVQ. Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes Warning: Permanently added 'dlp.srv.world,10.0.0.30' (ECDSA) to the list of known hosts. fedora@dlp.srv.world's password: Web console: https://dlp.srv.world:9090/ or https://10.0.0.30:9090/ [fedora@dlp ~]$ # ログインできた |
[5] | SSH コマンドの引数にコマンドを指定することで、リモートホストで任意のコマンドが実行可能です。 |
# 例としてリモートホストの /etc/passwd を cat する [fedora@client ~]$ ssh fedora@dlp.srv.world "cat /etc/passwd" fedora@dlp.srv.world's password: root:x:0:0:root:/root:/bin/bash bin:x:1:1:bin:/bin:/sbin/nologin daemon:x:2:2:daemon:/sbin:/sbin/nologin ..... ..... dnsmasq:x:989:989:Dnsmasq DHCP and DNS server:/var/lib/dnsmasq:/usr/sbin/nologin tcpdump:x:72:72::/:/sbin/nologin fedora:x:1000:1000::/home/fedora:/bin/bash |
SSH クライアントの設定 : Windows #1
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SSH クライアントの設定です。Windows を例にします。
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Windows クライアント側で SSH クライアント ソフトウェアを用意します。
Putty をダウンロード/インストールして起動後、以下の画面で、
[Host Name] にサーバーの ホスト名または IP アドレスを入力し [Open] ボタンをクリックします。
一般的には TeraTerm (sourceforge.jp/projects/ttssh2/) や Putty (www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/) 等が有名です。 当例では Putty を使用します。 |
[7] | ユーザー名とパスワードを入力して認証すると、以下のように Fedora サーバーに SSH でリモートログインすることができます。 |
SSH クライアントの設定 : Windows #2
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[8] | Windows 10 バージョン 1803 以降を使用中の場合は、OpenSSH クライアントが標準で実装されています。 これにより、Putty 等の SSH クライアントを用意しなくとも、Windows の標準機能で SSH サーバーへ接続可能です。 なお、OpenSSH のため、操作方法は [4], [5] の Fedora クライアントと同様です。 |
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