Fedora 15
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サービスの設定2011/05/25

[1] デフォルトで有効になっている不要サービスは停止しておきます。 以下のコマンドで SysVサービス一覧を出力できます。( SysVサービス以外は[4]参照 )
[root@dlp ~]#
chkconfig --list

[2] 不要なサービスを止めるには以下のようにします。例として、netfsを停止し、システムの起動時に自動的に立ち上がらないようにしています。
[root@dlp ~]#
/etc/rc.d/init.d/netfs stop

[root@dlp ~]#
chkconfig netfs off

[3] このサイトで紹介しているのと同じ構成(Minimalのみ)でインストールした場合の、デフォルトで入っているSysVサービスの一覧です。 右側に※が入っているものは筆者がとりあえずONにしたサービスです。
auditd ユーザー領域デーモン 。システムを監査しログに記録したりする。
ip6tables IPv6環境におけるパケットフィルタリング  
iptables パケットフィルタリングやNAT、IPマスカレード  
lvm2-monitor 「dmeventd」を使用してLVM2のミラーやスナップショットを監視する
netconsole UDPにkernelのprintk messageを流す  
netfs NFSクライアント  
network ネットワークシステム
saslauthd 認証機能を提供  
sendmail SMTPサーバー  
sshd 暗号化通信を提供

[4] SysVサービス以外にも Systemdサービスがあり、Fedora 15 からいくつかのサービス、例えば ntpd や dhcpd は chkconfig ではなく、こちらの管理下に入っていて、 /etc/rc.d/init.d 配下に起動スクリプトは配置されず、こちらでコントロールすることになります。 /lib/systemd/system 配下に設定ファイルが配置され、/etc/systemd/system 配下の xxx.wants 配下にリンクがはられることで自動起動設定となります。
# サービスを起動する ( 例として dhcpd )

[root@dlp ~]#
systemctl start dhcpd.service
# サービスを停止する ( 例として dhcpd )

[root@dlp ~]#
systemctl stop dhcpd.service
# サービスをリロードする ( 例として dhcpd )

[root@dlp ~]#
systemctl reload dhcpd.service
# サービスを再起動する ( 例として dhcpd )

[root@dlp ~]#
systemctl restart dhcpd.service
# サービスのステータスを確認する ( 例として dhcpd )

[root@dlp ~]#
systemctl status dhcpd.service
# サービスを自動起動設定する ( 例として dhcpd )

[root@dlp ~]#
systemctl enable dhcpd.service
# サービスの自動起動設定を解除する ( 例として dhcpd )

[root@dlp ~]#
systemctl disable dhcpd.service
# その他にもオプションが多数あるので man で確認してみてください
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