Fedora 10
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各種サービスの起動・停止・削除2008/11/26

[1] デフォルトで有効になっている不要サービスは停止しておきます。 まず、以下のコマンドでサービス一覧を出力します。
[root@ns ~]#
chkconfig --list | less

[2] 不要なサービスを止めます。以下の例では、まず、マウスサービスを停止し、 システムの起動時に自動的に立ち上がらないようにしています。
[root@ns ~]#
/etc/rc.d/init.d/gpm stop

Stopping yum-updatesd
[ OK ]

[root@ns ~]#
chkconfig gpm off

[3] または、自分の環境では、明らかに現在も将来も必要ないであろうサービスであれば、 停止するのではなく削除してしまいます。 [1]で出力したサービス一覧で、どのようなサービスか不明な場合は、まず、ドキュメントを出力して確認します。 以下の例では、マウスサービスのドキュメントを出力して、削除しています。
[root@ns ~]#
man gpm


[root@ns ~]#
rpm -e gpm

[4] このサイトで紹介しているのと同じ構成でインストールした場合の、デフォルトで入っているサービスの一覧です。 右側に○が入っているものは私がONにしたサービスです。
NetworkManager 有線・無線ネットワーク接続を自動的に検出・選択  
acpid 電源管理  
anacron ジョブの定期実行。cronとの違いは、例えば電源がオフになっていたことが原因で、 指定したタスク設定が期間内に実行されていない場合は、システム起動後に遅延実行ができる。  
atd 指定時間にジョブを実行。atコマンドを使うために必要。  
avahi-daemon システム起動時にリムーバブルメディアを自動マウント  
bluetooth 各種端末との無線通信を提供  
cpuspeed CPUが省電力機能を備えていれば、このサービスと合わせて有効になる。  
crond ジョブの定期実行
cups 印刷システム  
dnsmasq 軽量DHCP&DNSサーバー  
haldaemon ハードウェアの情報を収集。デスクトップ用途向け。  
ip6tables IPv6環境におけるパケットフィルタリング  
iptables パケットフィルタリングやNAT、IPマスカレード  
irda 赤外線通信  
irqbalance マルチプロセッサ環境で他のCPUも割り込み処理を行なえる
mdmonitor ソフトウェアRAIDを監視  
messagebus アプリケーション間でメッセージを送る
microcode_ctl Intel IA32 プロセッサ用のユーティリティ  
multipathd DeviceMapperとよばれるカーネルの機能を管理  
netconsole UDPにkernelのprintk messageを流す  
netfs NFSクライアント  
netplugd ネットワークケーブルのホットプラグを管理  
network ネットワークシステム
nfs NFSサーバー。ネットワーク上でファイルを共有する。  
nfslock NFSサーバーのデータを保護するファイルロックを提供  
nscd 名前解決等のデータをキャッシュする  
pcscd スマートカードとの通信をサポート  
portreserve portmap でポートを占拠するのを防ぐためにポートを確保しておく  
psacct コマンド負荷状況の統計情報を出力  
rdisc ローカルサブネット内のルーターを検出する。  
restorecond ファイル作成時にSELnuxのポリシーにしたがったファイルかどうか確認する。  
rpcbind RPCプログラムナンバーを一般的なアドレスに変換  
rpcgssd NISやNFSなどのネットワークファイルシステム関連のデーモン  
rpcidmapd NISやNFSなどのネットワークファイルシステム関連のデーモン  
rpcsvcgssd NISやNFSなどのネットワークファイルシステム関連のデーモン  
rsyslog システムのログを記録
saslauthd 認証機能を提供  
sendmail SMTPサーバー  
smartd HDDの障害予測を提供  
sshd 暗号化通信を提供
udev-post Moves the generated persistent udev rules to /etc/udev/rules.d  
wpa_supplicant 無線LAN関連のデーモン  
ypbind NISのシステムで必要  

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