ポートフォワーディングの設定2015/05/02 |
SSH ポートフォワーディング機能を使うと、ポート転送を行うことができます。
例として、ローカルホストの 8081 を VNC サーバーが待ち受ける 5901 に転送するようにします。
例の他にも、ポート番号やホスト名を変更することで、任意のサーバーの任意のポートを転送することができます。
|
|
[1] | 任意の一般ユーザーで ディスプレイ番号#1 で VNC Server を起動しておきます。 その後、以下のようにポートフォワーディングの設定をします。 |
# 8081 宛に来た接続を ローカルの 5901 に転送する jessie@dlp:~$ ssh -L 0.0.0.0:8081:localhost:5901 jessie@localhost jessie@localhost's password: # 該当ユーザーのパスワード (ローカル to ローカルにログイン) Last login: Sat May 2 22:11:22 2015 from 10.0.0.5 # 確認 jessie@dlp:~$ netstat -lnp | grep 8081 (Not all processes could be identified, non-owned process info will not be shown, you would have to be root to see it all.) tcp 0 0 0.0.0.0:8081 0.0.0.0:* LISTEN 1920/ssh # 当該セッションは残しておいて、次作業へ進む # ssh コマンドに「-f」を付加すればバックグラウンドで起動するが、その場合は後から手動でプロセスを kill する必要がある |
[2] | 以上の準備ができたら、VNC クライアントで設定したポート宛に接続します。 |
[3] | 設定通り 8081 宛の接続が 5901 に転送され、VNC 接続ができました。 |
クライアントツールでのポートフォワーディング
|
ポートフォワーディング機能を搭載しているクライアントツールを使うと、サーバー側での対応は不要で、クライアント側のみの設定でポートフォワーディングが可能です。
例として、Windows 8.1 にインストールした Putty を使って、ポートフォワーディングを設定し、VNC サーバーへ接続します。
|
|
[4] |
サーバー側で、任意の一般ユーザーで ディスプレイ番号#1 で VNC Server を起動しておきます。
|
[5] | クライアントPC で Putty を起動し、接続先サーバーを指定します。 |
[6] | 左メニューで「Connection」-「SSH」-「Tunnels」を選択し、右ペインで「Source port」に任意のポート (ローカルPC上で空いている任意のポートでOK) を指定し、「Destination」に [接続先サーバー]:[ポート] を指定して「Add」ボタンをクリックします。 |
[7] | 画面中央あたりに「Add」されたことを確認して、「Open」ボタンをクリックして接続します。 |
[8] | 通常通りログインしておきます。このログインセッションは保持したまま、次の作業へ進みます。 |
[9] | VNC クライアントを起動し、[ローカルホスト]:[ソースポートとして設定したポート] へ接続します。 |
[10] | 接続できました。 |
Sponsored Link |
|