ゲストOSに Fedora 72008/08/24 |
本稼動のシステムに異なるOSを使うのは意味がないですが、まあ、試験的な意味で、
ゲストOSに Fedora 7 を入れてみます。パラバーチャライゼーション(準仮想化)環境でも動作するかどうかの実験です。
結果としては、まあ、同じLinuxなので、準仮想化環境でも問題なく起動・動作しました。
( とはいえ、autofs 等、一部のデバイスに近いところのアプリは動作しませんでした。
まあ、デスクトップ用途ならば不便もあるかもしれませんが、サーバー用途では必要のないものばかりです。) |
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[1] | Fedora 7 インストールメディアを用意し、ディスクをドライブに入れ、システムを再起動します。 以下の画面が出るので空Enterします。 |
[2] | 言語やキーボードを選択してくると以下のような画面になります。 「Install Fedora」を選択して「Next」をクリックします。 |
[3] | 下記画面のように「Create custom layout」を選択して「Next」へいきます。 |
[4] | パーティションレイアウトの画面にきます。「Xen」を選択した状態で「Edit」をクリックします。 |
[5] | 右の方の「Add」ボタンをクリックすると以下の画面になります。 ここでゲストOS用のパーティションを新たに追加していきます。 |
[6] | /boot パーティションを作成しないと次に進めないため、ダミーで作成します。 ベースシステムの /boot パーティションだったところにあわせて「Edit」ボタンを押し、 新たに /boot とします。「OK」を押した後は「Do not Fromat」を押して下記画面のようにします。 フォーマットはしないように気をつけてください。 |
最終的なパーティションレイアウトは以下のようになりました。 | |
[7] | ブートローダーの設定画面です。「No boot loader will be installed」を選択して「Next」へいきます。 インストールする方を選ぶと、ベースシステムのブートローダーが上書きされてしまうので注意してください。 |
[8] | ネットワークの設定です。IPアドレスはホストOSとは違うものにします。 |
[9] | タイムゾーンの選択です。 下記画面のように「System clock uses UTC」のチェックをはずして、タイムゾーンを選択し「Next」へ進みます。 |
[10] | rootユーザーのパスワードを設定し「Next」へ進みます。 |
[11] | インストールするソフトウェアを選択します。必要なものは後からインストールするとして、 ここでは最低限必要な構成にしておきます。上段のリストについているチェックをはずし、下段の 「Customize now」にチェックを入れ、「Next」へ進みます。 |
[12] | 詳細な選択画面に来ます。とりあえず元から入っているチェックは全てはずします。 まず、入れるところは下記のように「Development」-「Development Tools」です。 後々必要になるのでこれは今入れておきます。 |
[13] | 「Base System」 - 「Base」にチェックを入れます。さらに右下の方の「Optional packages」ボタンを押します。 |
[14] | 下記画面のように「bridge-utils」にチェックを入れ「Close」し、「Next」へいきます。 |
[15] | インストールを開始してよければ「Next」へ進みます。 |
[16] | インストールが自動進行していくのでしばらくは静観します。 退屈なのでサザエさんでも見てましょう。\(^0^)/ |
[17] | インストール終了です。「Reboot」をクリックし、システムを起動しなおします。 |
[18] | システム再起動後は以下のようにしてゲストOSの設定です。他の分と手順は同じです。 |
ns:~# mount /dev/Xen/Fedora00 /mnt ns:~# cd /lib/modules ns:/lib/modules# cp -a 2.6.18-4-xen-686 /mnt/lib/modules/ ns:/lib/modules# cd ns:~# vi /mnt/etc/fstab # デフォルトでは以下のようにホストOSの環境に合わせてある /dev/Xen/Fedora00 / ext3 defaults 1 1 LABEL=/boot /boot ext3 defaults 1 2 devpts /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0 tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0 proc /proc proc defaults 0 0 sysfs /sys sysfs defaults 0 0 /dev/Xen/Host01 swap swap defaults 0 0 /dev/Xen/www01 swap swap defaults 0 0 /dev/Xen/Fedora01 swap swap defaults 0 0 # 以下のようにゲストOSの環境用に変更 /dev/hda1 / ext3 defaults 1 1 devpts /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0 tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0 proc /proc proc defaults 0 0 sysfs /sys sysfs defaults 0 0 /dev/hda2 swap swap defaults 0 0 ns:~# vi /mnt/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 # Broadcom Corporation NetXtreme BCM5751 Gigabit Ethernet PCI Express DEVICE=eth0 BOOTPROTO=static BROADCAST=192.168.0.255 # HWADDR=00:13:72:0F:00:80 # コメント化 IPADDR=192.168.0.30 IPV6ADDR= IPV6PREFIX= NETMASK=255.255.255.0 NETWORK=192.168.0.0 ONBOOT=yes ns:~# vi /mnt/etc/sysconfig/selinux # 6行目:変更 SELINUX= disabled ns:~# vi /mnt/etc/ld.so.conf.d/libc6-xen.conf # 記述 hwcap 0 nosegneg ns:~# umount /mnt ns:~# cp /etc/xen/lan /etc/xen/fedora7 ns:~# vi /etc/xen/fedora7 # 以下のように変更 kernel = "/boot/vmlinuz-2.6.18-4-xen-686" ramdisk = "/boot/initrd.img-2.6.18-4-xen-686" memory = "512" name = " fedora7 "vcpus = "2" nicks = "1" vif = [ 'mac=00:16:3e:00:00: 20 ,bridge=xenbr0' ]disk = [ 'phy:Xen/ Fedora00 ,hda1,w','phy:Xen/ Fedora01 ,hda2,w' ]root = "/dev/hda1 ro" ns:~# xm create -c fedora7 # 起動メッセージ表示後、以下のようなログインプロンプトが出ればゲストOS起動成功 Fedora release 7 (Moonshine) Kernel 2.6.18-4-xen-686 on an i686 fedora login: # 起動直後、以下のようなメッセージが際限なく出るので、ログインして以下のように対処 printk: 170 messages suppressed. 4gb seg fixup, process pcscd (pid 1266), cs:ip 73:00bbd8b6 [root@fedora ~]# ldconfig [root@fedora ~]# reboot fedora login: # 正常に起動 |
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