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Ansible : AWX 認証情報追加2022/02/24

 
Ansible AWX の基本操作として、Playbook を実行するまでの基本的な設定を例示します。
任意の Playbook を任意のホストで実行するにあたり、事前に以下の作業が必要となります。
・ インベトリー追加
・ 認証情報追加
・ プロジェクト追加
・ ジョブテンプレート追加
認証情報を追加するには以下のように操作します。
AWX から接続して操作するホストへの認証情報や、Playbook を Git や SVN リポジトリからインポートする場合の認証情報が設定可能です。
[1] Ansible AWX の Web コンソールにログインし、左ペインで [Credentials] をクリックします。
[2] 右ペイン上段の [Add] ボタンをクリックします。
[3]
認証情報を入力して [Save] ボタンをクリックし、保存します。
以下は、AWX から接続して操作したいホストの認証情報を登録する場合の設定です。
[Name] :   任意の名称を設定
[Credential Type] :   リストから [Machine] を選択
[Username] :   対象ホストへ SSH 接続する際のユーザー名を指定
[Password] :   SSH 接続ユーザーのパスワードを指定
SSH 鍵ペアで接続する場合はブランクで OK
[SSH Private Key] :   SSH 鍵ペアで接続する場合は、接続対象ホスト上で生成したプライベートキーの中身をペースト
[Private Key Pasphrase] :   SSH 鍵ペアにパスフレーズをセットしている場合は入力
[Privilege Escalation Method] :   [Username] に [root] 以外を指定した場合は、ユーザーの root 権限昇格方法を指定
下例のように [sudo] を指定した場合、接続対象ホストで [Username] に指定したユーザーが [sudo] により root 権限を使用可能であることが必要
[Privilege Escalation Password] :   [Username] に指定したユーザーが [Private Escalation Method] に指定した方法で root 権限を行使する場合に必要となるパスワード
当例のように [sudo] を指定した場合は、[Username] に指定したユーザーのパスワードを入力

[4] [Save] ボタンで保存後、以下の画面となれば、登録完了です。
[5]
なお、認証情報は、他ホストに接続する場合は原則必要になるため、[3] のように接続して操作したい対象のホスト以外にも、様々な認証情報を登録可能です。
以下は、後述の、プロジェクトを追加する場合に必要となる Playbook の保管元を指定する際に、保管元に Git リポジトリや SVN リポジトリを設定する場合の設定例です。
[Name] :   任意の名称を設定
[Credential Type] :   Git リポジトリや SVN リポジトリ の場合は [Source Control] を選択
[Username] :   リポジトリへ接続する際のユーザー名を指定
[Password] :   リポジトリ接続ユーザーのパスワードを指定
SSH 鍵ペアで接続する場合はブランクで OK
[SSH Private Key] :   リポジトリへ SSH 鍵ペアで接続する場合は、接続対象ホスト上で生成したプライベートキーの中身をペースト
[Private Key Pasphrase] :   SSH 鍵ペアにパスフレーズをセットしている場合は入力

[6] 必要な認証情報追加後、[Credentials] のリストに表示されていれば OK です。
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