CentOS 6
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ネットワークインストール2011/07/15

 
クライアントマシンからPXEサーバーに置いたISOイメージを読み込んでネットワークインストールをします。 クライアントマシンに光学ドライブがついてない場合や、多くのクライアントマシンにOSをインストールする場合に便利です。 クライアントとなるマシンはPXE対応のNICを搭載している必要があります。
[1] ネットワーク経由でブートさせたいOSのISOイメージを前もって適当な場所へダウンロードしておき、以下の作業を行います。 ここの例では CentOS 6 のISOイメージを /home/iso 配下にダウンロードしています。
[root@pxe ~]#
mkdir -p /var/pxe/centos6

[root@pxe ~]#
mkdir /var/lib/tftpboot/centos6

[root@pxe ~]#
mount -t iso9660 -o loop /home/iso/CentOS-6.0-x86_64-bin-DVD1.iso /var/pxe/centos6

[root@pxe ~]#
cp /var/pxe/centos6/images/pxeboot/vmlinuz /var/lib/tftpboot/centos6/

[root@pxe ~]#
cp /var/pxe/centos6/images/pxeboot/initrd.img /var/lib/tftpboot/centos6/

[root@pxe ~]#
cp /usr/share/syslinux/menu.c32 /var/lib/tftpboot/

[root@pxe ~]#
vi /var/lib/tftpboot/pxelinux.cfg/default
# 新規作成

timeout 100
default menu.c32

menu title ########## PXE Boot Menu ##########
label 1
   menu label ^1) Install CentOS 6
   kernel centos6/vmlinuz
   append initrd=centos6/initrd.img method=http://10.0.0.70/centos6 devfs=nomount

label 2
   menu label ^2) Boot from local drive
   localboot
[2] HTTPサーバーを稼動させておきます。インストールはWebサーバーの項を参照ください。 HTTPサーバーはPXEサーバー用途のみで使うならば httpd のインストールと以下の設定のみでOKです。
[root@pxe ~]#
vi /etc/httpd/conf.d/pxeboot.conf
# 新規作成

Alias /centos6 /var/pxe/centos6
<Directory /var/pxe/centos6>
   Options Indexes FollowSymLinks
   Order Deny,Allow
   Deny from all
  
# アクセス許可範囲

   Allow from 127.0.0.1 10.0.0.0/24
</Directory>
[root@pxe ~]#
/etc/rc.d/init.d/httpd restart

Stopping httpd:     [ OK ]
Starting httpd:     [ OK ]
[3] ネットワーク経由でインストールするクライアント側のマシンでBIOSの設定を変更し、 起動順序をネットワーク最優先にしてマシンを起動します。するとPXEサーバーからの読み込みが始まり、 以下のようにメニューが表示されますので、Enterキーを押してインストールを開始します。
  インストーラが起動し、まず言語の選択になります。
  キーボードの選択です。
  ネットワークの設定です。要領は通常のインストール時と変わらないので手順は割愛します。
  いつもの画面が起動します。これ以降は通常のインストールと同じです。 インストールが終わって再起動がかかったときには、BIOSの設定がネットワーク最優先になっているのを元に戻しておいてください。
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